みなさん、美人局に出会ったことってありますか?
先日、「女王様の奴隷募集掲示板」というサイトを使って、出会った女性が美人局でした。
めちゃくちゃ恐い人に恐喝されて、マジでおしっこチビりそうでした...。
そんな私の恐怖体験談をお話します。
奴隷募集掲示板で女王様と出会う

私は都内近郊に住むしがないサラリーマン。
性癖はMですが、あまりSMっぽいプレイを本格的にしたことがありません。
ただ、自分だけの女王様を見つけて調教されたいという願望がありました。
やって欲しいプレイは、SMホテルにある十字架に拘束されたまま鞭で叩かれること。
ある日、インターネットで「女王様の奴隷募集掲示板」というサイトをみつけたので、その中から、M男イジメが好きそうなS女性に返事を送ってみました。
相手の女性は20代後半。書き込みには、SMクラブで現役バリバリの女王様をしていると書いてありました。
経験がなかった私は、初心者ということを伝えて、優しく調教して欲しいと伝えると、そういうM男なら大歓迎と言ってくれました。
十字架に拘束されて鞭で叩かれてみたい、とお願いをするとOKとのこと。
すんなり話が進むので、少しうま過ぎるな、と感じたのですが、SM初心者の私にとっては、これが普通なのかなと思って、相手の女性を疑ってはいませんでした。
女性からの条件はワリキリ希望で、ホテル代別の3万円。
SMクラブで遊んでも、きっとそのくらいはかかると思って、私はOKをしてさっそく会うことになりました。
前から行きたいホテルがあったので、近くの駅で待ち合わせ。
初めて会う本物の女王様と会うことになったので、私は緊張と興奮が入り混じった状態でした。
会う約束をして東麻布のSMホテルへ

その日は祝日でした。20時に麻布十番駅で待ち合わせ。
女性は約束の時間に来てくれました。
この時、ちょっとだけ不思議に思ったことがありました。
それは、女性は駅のホームからではなく、駅と反対側の道路からやって来たことです。
ただ、タクシーで来たとか、何かコンビニにで買い物してた、とかもあるので、深くは気に留めてませんでした。
実際に女性と会ってみると、女王様という雰囲気はなく、普通に可愛い感じの20代後半の女性でした。
きっとホテルでは変貌するのかも?とこのときは勝手な妄想を膨らませます。
駅からはホテルまではタクシーで向かいます。
向かった先は、東麻布にある有名SMホテル「アルファイン」です。
インターネットでチェックし、部屋に十字架があるのでそこに決めました。
タクシーの中で少し会話をしたのですが、とても明るくて優しそうな女性でした。
ホテルに到着し、事前にチェックしていた205号室が空いていたので、その部屋に決めます。
部屋に入ってみると、そこは中国風の作りで、部屋の名前が「西太后」と書かれていました。
部屋の壁には、私が望んでいた十字架も備え付けられています。
部屋の中を色々とみていると、彼女も物珍しそうに部屋の中を歩き回っていました。
そこでも不思議に思ったのが、女王様なのにSMホテルに来たのは初めてなのかな?という違和感でした。
女王様なんてただの嘘

「わたし、SMホテル初めて!なんかすごいね!」
これには私の違和感にも拍車がかかります。
「えっ?女王様ですよね?」
「うん、そうだよ。性格がね!」
「SMクラブで働いているのにSMホテルは初めて?」
「えっSMクラブ?働いてないよ?」
...え?
彼女からはシラを切っているようには見えないし、シラを切る理由もないです...。
これが援デリと呼ばれるやつだと、このときはじめて気づきました。
ただ、せっかくのSMプレイもできないと思ったので、私は約束が違うので3万円は支払えないと伝えました。
彼女は「何それ?そっちの方こそ約束が違うでしょう?ホテルにきたのだから3万円は払ってもらうよ」と逆ギレしてきました。
これでは話が進まないと思ったので、3万円は支払うので、SMプレイはできないかと交渉してみます。
それでも彼女は頑なに無理と言ってきます。
そして彼女はいきなり帰ると言いだしました。
その時、スマホで誰かに連絡を取っているようにもみえたのですが、話が噛みあわないので、仕方がなくホテルを出ることに。
彼氏と名乗る強面の男性が待ち伏せ

入室してからわずか20分で退室することになってしまいました。
私はせっかく楽しみにしていたSMホテルでの計画は台なし。
彼女に3万円は渡しませんでしたが、ホテル代は11,450円は痛いです。
彼女とは一緒に帰るのすら嫌だったので、彼女に先に帰ってもらいました。
5分くらいして私もホテルから出ると、なんとまだ彼女の姿が!
その隣には、何故か強面の男性も一緒でした。
僕は目を合わせないように帰ろうとすると、彼女が僕を引き止めにきます。
僕は心臓をバクバクさせながら彼女に「何か?」といって手を払いのけました。
すると男性が近づいてきて、ちょっと話があるといってきます
そして強面男性は大声で「俺の女に何してくれるんだ!!」と怒鳴りつけられました。
「何もしてません...。」
私はそう答えながらも、心臓はバクバクです。
不幸なことに、まわりには誰もいません。助けを呼ぶこともできず...。
すると横から女性が「裸にされて挿入されそうになった」と半泣きしながら、男性に訴えています。
「手すら触れてませんよ。」と私は言ったのですが、まったく聞いてはもらえません。
男は「テメー!人の女をハメようとしやがって!ふざけんじゃねーよ!?」と脅してきます。
声に威圧感があったのと、この男に暴力されるのだけは怖かった。
私はあまりの迫力に「すみません...」と謝ってしまいました。
そして男性は慰謝料として3万円を要求してきます。
3万円と言われた瞬間、もしかしてこの2人最初からグルになっていたんじゃないかと思いました。
3万でここ解放されるなら...、私はそう思い、3万円を男性に渡しました。
そして、私はその場から逃げるようにして、立ち去りました。
M男をターゲットにした美人局

逃げるように駅に戻ってからも、震えが止まりませんでした。
たしかに思い返してみると、最初に駅で会ったときから彼女の行動に不審があったことを思いだしました。
きっと始めから私をハメようと思って掲示板を利用していたのかもしれません。
こういうことを「美人局(つつもたせ)」と聞いたことがありました。
美人局とは、男性と女性がグルになって、相手の男性を脅してお金を恐喝すること。
私は昔から喧嘩や揉めごとが苦手だったので、しばらく恐くて全身がブルブル震えていました。
家に帰ってから少し震えは治まったのですが、逆に怒りがこみ上げてしまいました。
騙された悔しさと、せっかく楽しみにしていたSMホテルでのプレイが出来なかったことへの悔しさもありましたが、怒りの方が強くなっていて。
相手の方が犯罪のようなことをしているので、もっと強く立ち向かえばよかったとあとになってから後悔しています。
しかし、あの場にならないとわかりませんが、あの時の恐怖感といったら、今でも思いだす度に震えてしまいます。
今回、経験してわかったのですが、美人局の場合、実際に会うので、その女性が騙しているのかどうかは最後までわからなかったということです。
途中で違和感はあったものの、それがまさか美人局だとは…。