こんにちわ。タケトと申します。初めて投稿します。
私は以前、出会い系サイトでハマっていました。そこで、知り合った女王様との苦い思い出を書かせて頂きます。
私は普段、お堅い仕事をしているのですが、性癖は人にはけっして言えない、ド変態のM男なんです。
そんな私が、出会い系サイトを利用して見つけた女王様から言われたひと言で、ショックを受けてしまう事になるとは思ってもいませんでした。
私が体験した女王様との悔しくもあり、恥ずかしくもある貴重な体験談になります。
バツイチ男性の唯一の楽しみは出会い系サイト

私は仕事は、ここではあまり詳しく書けませんが、俗に言うお役人です。
それゆえに普段は物凄くお堅い部署にいるのですが、夜になると、けして職場の連中には見せてはイケない変態甘えん坊ドM男に変貌してしまいます(笑)
3年前まで結婚してたものの、性格の不一致から10年連れ添った妻とは離婚。
あいにく子供には恵まれませんでしたので、養育費等の心配もなく、妻への慰謝料等も一切ありませんでした。
40歳を目の前にしての離婚だったので、私もまだまだ性欲は衰えず、むしろ離婚してからの方が、性欲は強くなったようにも思えます。
そんな私の最近の楽しみと言えば、出会い系サイトです。
ネットで調べたいくつかの出会い系サイトを利用してみたのですが、私の相性が良かったのが「PCMAX」という出会い系サイトでした。
私がM男に目覚めたのは風俗のM性感店

そもそも私が、変態甘えん坊ドM男に目覚めたのは、風俗でした。
いつかの忘年会の帰りに、1人で立ち寄ったM性感店が、私をM男の道へと導いてくれたのです。
その頃は、既に私も結婚してましたので、妻は私がM男だと言う事は一切知りません。
仕事でも、家庭でも、堅いイメージで居た私は、きっと妻からも、職場の者達からも、性格の堅い人間に思われていたのかも知れません。
そんな私が、女王様の前では、バブバブ言いながら、お尻を突き出して、フリフリしちゃうなんて、誰も想像してないでしょうね。
ただ、私がM男に目覚めたと言っても、それは風俗で体験した事であり、実際に、私の性癖が一般女性に通じるものなのかは、分かっていませんでした。
それよりも、私の中では「風俗の女性」=「出会い系の女性」は、同じ感覚でいたので、風俗でやっている事は、出会い系の女性でも出来ると思っていました。
それが、ある女性との出会いで、私の思い描いていたS女性像が、全て打ち砕かれるとは思ってもいませんでした。
その、ある女性とは、PCMAXで知り合った女王様です。
女王様と出会ったものの目的が分からず

PCMAXの掲示板で数回やり取りした私達は、数日後、初めて会うことになりました。
仕事が終わり、一度、家に帰った私は、私服に着替え、彼女を迎えに、車で、さいたま新都心駅へと向かったのです。
この駅は、私の住んで居る所からも、さほど遠くないので、待ち合わせするには、ちょうどいい場所でした。
私が到着すると、彼女は既に到着していたらしく、さいたまスーパーアリーナ側で待ち合わせをしました。
相手の女性は、28歳の独身。普段はOLさんで、彼氏なしのS女性。
彼女は、私の車に乗り、とりあえず車を走らせました。
と、言うものの、実はお互いにS女とM男というまでは分かっていたものの、具体的に会って、どこに行くとか、目的をはっきり決めずに会ってしました。
私も曖昧にしていのが悪かったのですが、彼女は最初から、こういう出会いを求めていたようなのです。
車内の中での彼女は、とても物静かな女性でした。
女王様とは、もちろん見た目では判断できない程の落ち着きと、清楚な佇まいだったのです。
もちろん私も、彼女の目には、どんなM男なんだろうと、この時点では分かっていなかったはずです。
女王様が求めるM男像とは?

しばらく沈黙しながら、私は車を、あてもなく走らせていました。
何度か私の方から話しかけてみたものの、彼女は、ほとんど話もせずに黙ったままだったのです。
もしかしたら気に入らなかったのかなと思って、聞いてみてもぜんぜん答えてはくれませんでした。
市内をグルグルとしばらく走って、私は、イオンの駐車場に車を停めました。
何故?イオンかと言うと、この空気の中、このままラブホに行くのも、ちょっと気まずいかなと思ったのです。
私が取った行動は正解でした。
駐車場に車を停めたとたん、彼女は重い口を開いて、私に色々と質問をしてきたのです。
こういう展開になるとは正直思いませんでした。
出会い系サイトで出会うと言うことは、お互い目的が一つで、目指す場所は、ラブホがほとんどだと思っていたからです。
フィーリングなんてホテルで裸になってからお互いが分かり合えばいいくらいの思いでいた私は、この空気感がとても重く感じられていたのです。
彼女は、私に何を求めているのだろうか?
正直、この時点ではさっぱり分かりませんでした。
私自身がM男のことをまったく知らなかったのです

彼女からの質問自体は、エロい質問でもなければ、SMに関する質問でもありませんでした。
どちらかと言うと、男性が女性に対してのデリカシーだったり、マナーだったり、優しさだったりを遠回しに聞いてきていたのです。
正直、プライベートでは、あまり女性に対しての優しさとかなんて気にしていなかったので、私の答える回答は、きっと彼女には許しがたいものだったに違いません。
私の中で「普段の生活」と「エッチ」は別物としか思っていませんでした。
だから、周りは私の恥ずかしい性癖なんて知らなくていいと思っていたし、私の性癖を分かってもらえるのは、風俗の女の子や出会い系の女の子達だけでいいと思っていました。
それが大きな間違いだったようなのです。
女性に対しての気遣いは何?とか、女性が寂しいと思っている時にどんな声を掛けてあげる?等の質問に対して、私が答えられるはずがありません。
それよりも、私はこの時、彼女は一体何を聞いているんだろう?としか思っていませんでした。
こんな質問をしてる時間があったら、早くホテルに行って、私の恥ずかしい姿を見て欲しいくらいの気持ちでいたのです。
普段の私は堅い仕事をしていて、誰にも見せたことのない恥ずかしい姿が、正直自慢でした。
S女性のほとんどは、きっと、そんな堅い人間が恥ずかしい姿をするのを見たいはずだと思っていたのです。
それは全て間違いでした。
女王様から教えてもらった「ひと言」

ただただ、彼女からの質問に答えるというよりも、私のM男像に対する観点を延々としゃべり続けてしまいました。
そして、散々、しゃべった後に、私は彼女に向かって、こんな事を行ったのです。
「そろそろホテル行かない?」
彼女は、無言で私の方を見つめます。
そして、重い口を開けて、このような話をしたのです。
「昼間どんなお仕事をされているか分かりませんが、 人は奴隷ではないんですよ。それは、SMでも同じ。
女王様とM男は、お互いに信頼関係があるから、SMが成立するのであって、信頼関係が無い者同士がプレイしたって、どちらかの満足にしかならないんです。
それは、仕事も一緒ですよね?上司と部下、信頼関係が無いと、ただの上から目線でしか見ていない上司にしか過ぎない。
女性を下に見ているから、私の質問に答えられない。アナタのMは、Mでは無くて、ただのわがまま。自分の快楽を求めているとしか思えなかったです。
ごめんね。ここまで言ってくれる人は居ないと思うから。」
彼女は、そう残して車を降りていきました。
私はしばらく呆然としてしまい、頭の中が真っ白になってしまいました。
そう、私は説教されたのです。彼女のこの言葉が私の胸に突き刺さりました。
女性にこれだけの事を言われたのは初めてだったし、言われてその通りだと思ったし、悔しさというよりは恥ずかしさでした。
何も返す言葉は一つもありませんでした。出会い系サイトという自体を私は甘く見ていたのかもしれません。
女性に対して失礼な行動をしていたのかもしれません。自分がM男だなんて軽く言うものではありませんでした。
私はその女性のおかげで、自分のエゴを反省し、出会い系で出会う女性への接し方をあらため直すきっかけになりました。