SMプレイの定番のひとつといったら、緊縛プレイですよね。
緊縛プレイは、初心者の場合、加減がわからないので、何か異常があっても、そのまま続けてしまう危険性があります。
そこで今回は、SMプレイで定番の緊縛プレイをやるときの気をつけるポイントをご説明します。
神経麻痺

緊縛プレイでは「圧迫」に気をつけなければなりません。
長時間の緊縛は、血管を圧迫・絞めつけてしまい、神経が麻痺する可能性があります。
始めはピリピリした痺れでも、絞めつけの強さや、圧迫感によって、神経麻痺になることもあります。
神経麻痺が起こりやすい緊縛は以下の2つです。
- 手首を背後で緊縛し床に押し付けた状態
- 足首を緊縛し、天井から吊るした状態
普段、運動不足の人や、太っている人は、体が硬い為、圧迫しやすいので、緊縛する際は、細心の注意が必要です。
また、軽く緊縛した場合でも、吊るしプレイをする場合は、体の重みで、縄が強く絞めつけられることがあります。
落下、転倒

吊るしの場合は、1点に集中して吊るすと、全体重がその部分に集中するため、緊縛部分の負荷が大きくなります。
それによって、神経が圧迫され神経麻痺になる危険性もあるので、うっ血状態を確認しながら、下ろしてあげる配慮も必要です。
吊るしプレイで注意すること以下の2つです。
- 緊縛箇所の絞めつけによる圧迫と神経麻痺
- 緊縛の緩みによる落下や転倒
神経麻痺の場合、肌がほんのり赤くなっている場合は、絞めつけは弱いですが、紫色に変色している場合は、すぐに縄を解いて下さい。
痺れは、ひどい場合で1ヶ月以上、続くこともあるが、時間の経過とともに回復するので、深く心配する必要はありません。
痺れが治らない場合は、病院で検査してもらって下さい。
吊るしプレイで一番危険なのが「落下・転倒」です。
これはあってはならない事故ですので、緊縛プレイをする際は、十分なテクニックと経験が必要です。
初心者が安易に、吊るしプレイをすると、重大な事故にもなりかねないので、十分注意して下さい。
縄の痕

緊縛プレイでは「縄の痕」にも注意が必要です。
特に夏場に肌を露出する部分(二の腕)への緊縛には、十分注意しましょう。
相手が既婚者の場合は、特に気をつけなければいけません。
その場合は、痕が残りにくい、ソフトロープ等を使うか、衣類の上から緊縛するようにして下さい。
体質によっては、それでも痕が残る人もいるので、パートナーとの相談も必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正しい知識を持たずに緊縛プレイするのは、危険ですし、パートナーにも迷惑がかかります。
緊縛プレイをやるときは、「神経麻痺」「落下、転倒」「縄の痕」にくれぐれも注意して楽しみましょう。