僕は札幌で1人暮らしをしている、40代半ばの「せいじ」です。
昔、よくやっていた出会い系サイトでものすごい怖い体験をしたので、投稿させていただきます。
かわいい写メに釣られて約束してしまったのが不運の始まり
彼女と会った日は日曜日。
自分の部屋でのんびり過ごす予定でしたが、女性のぬくもり欲しさに、ついつい出会い系サイト開いてしまいます。
出会い系サイト自体は、それまでも何度も利用していて、当たりだったときもあれば、おもいっきり外れだったこともあります。
ある程度は、業者と素人を見分ける目を持っているつもりでしたが、その日はまんまと騙されてしまいました…。
不運の始まりは、1枚の写メ。
僕は顔出し写メや、いかにも業者っぽい写メには、メッセージは送らないようにしています。
ただ、この日はあまりにも写メの女性が好みでつい送ってみました。
サイト内でのやり取りでしたが、スムーズに会う約束に成功。
僕がM男だと伝えると、彼女はS女だから、たっぷりいじめてあげると言ってくれます。
僕は浮かれ気分で、彼女との待ち合わせ場所へ。
コロコロと待ち合わせ場所が変わる
僕の住んでいる場所(中央区)から、彼女は少し離れた清田区というところに住んでいるとのことで、車で迎えに行くことになりました。
そんな彼女からのメッセージだったので、待ち合わせ場所近くに着いた僕は、彼女に連絡をします。
そしたら、「やっぱり△△という場所に来て欲しい」と連絡がきました。
まあ、とくに気にすることもなく、また指定された場所に着くと、なんとまたまた変更に…。
さすがに何か変?とは思ったものの、会いたい一心で、再び指定されたコンビニに向かいます。
今度はコンビニからの道順が、送られてきて、僕はその道順通りに、車を走らせました。
到着した場所は、住宅街の分譲マンション。
到着したことを連絡すると、
と短文のメッセージが送られてきて、すぐに彼女らしい…いや、写メとは別人の女性が現れました。
写メの女性は、上戸彩のような童顔のかわいい女の子でしたが、現れた女性は、どう見ても写メのような女性に見えません。
上戸彩というより、芸人の椿鬼奴に似てる女性でした。
その時点で逃げるチャンスは十分あったのですが、その女性でもまあいいか、と思い、僕は彼女を車に乗せ走らせました。
車に乗ってわかったのですが、妙に身軽な服装だったので、
「このまま(ホテルに)向かっていいの?」
僕が聞くと、
「うち(家)でもいい?」
と聞かれました。
一瞬、「えっ!?(ヤバイでしょ)」と思い、少し怖くなって断ると、彼女から「お願い!」と言われ、しぶしぶ返事をしてしまいます。
このとき、少しだけ嫌な胸騒ぎがしました。
住宅街の分譲マンション内に案内され…ヤクザ風の男性が現れる!!
マンションの敷地内に駐車させてくれて、彼女と一緒に部屋へ。
そこはファミリーが住んでいる分譲マンション。
状況から考えても、ここで援交するなんて信じられません。
家族にバレたりしないのかな?そもそも人妻か?なんて考えながら、彼女に付いて行きました。
「どうぞ~」
とスリッパを用意され、奥の部屋へと恐る恐る案内されると、部屋の中にはもう1人別の女性がいます。
その女性は、グラマー体型でとても綺麗な女性でした。
気がつくと案内してくれた女性は、すでに居なくなっていて、もう1人の女性が話かけてきました。
「こういうの初めてなの?」
こういうのって?出会い系のことかなと思い、
「いいえ、何回も…。」
と答える。
「そうなんだ~、じゃシステムとか知ってるよね?」
システムって何?女性の言ってる意味がわかりません。
僕は次第に怖くなってきたので、恐る恐るその女性に聞いてみることにしました。
「あの~すみません。ここってどこですか?先ほどの女の子は?」
「えっ?みきちゃんのこと?何も聞いてないの?」
みきちゃんって名前も聞いてないし、そもそもラブホテルでエッチをするはずだったのに…。
もう僕の頭の中は真っ白になってしまいました。
するとそこへ、強面(ヤクザ風)の男性が現れます。
すると女性はその男性に向かって、こう挨拶していました。
「社長、おはようございます。」
男女の出会いの場を提供する買春部屋!
僕は一瞬にして、ヤバイ場所に来てしまった!という状況がわかり、全身に震えが走りました。
その男性は僕の顔を見ると、
「おぉ、いらっしゃい。兄貴はこういう場所のことは知ってるの?」
口調こそ普通でしたが、いかにもヤクザが使うような言葉でした。
こういう場所?僕はまったくわからず、ただただ怖くて怖くて…おしっこがチビりそうです。
「す、すみません。こ、こういう場所って…ごめんなさい、何もわからず来てしまいました。」
逃げたい一心で、男性に聞いてみる。
「ここかい?ここは男女の出会いの場だよ。会員制になっているから、ここのことは絶対に他では言わないようにな!」
出会いの場?会員制?もう何がなんだかわかりません…。
「ちょっと、この人にシステム説明してあげて。」
その男性は女性にそう伝えます。
「ここは会員制で、女性会員と男性会員が出会う場所なの。私たちも会員なので、今日は私とみきちゃんが来店しているの」
彼女は出会い系喫茶のようなところだと説明をしてきました。
ようするに、女性もここの会員で場所だけを提供している出会いの場みたいです。
会員登録するので、と用紙を渡され、そこに住所から名前、連絡先などを書かされます。
うそを書こうと思ったのですが、バレたら殺されると思い、僕はすべて正直に書いてしまいました。
そして利用料金として、会員登録費として1万円、60分の部屋代として2万円と、合計3万円を請求されました。
僕はどうしていいのか、わらなくなります。
次回からは、1万5千円で利用できるとも説明されますが、もう絶対来ないです。
とはいっても、払わないと何をされるかわからないでの、僕は仕方がなく、男性に3万円を渡しました。
お金を払うと、男性は少し優しくなった感じで、
「こういうのはどう?せっかくだし使ってみない?」
そう言って、バイアグラを勧められました。
とにかくその場から解放されたい一心で、僕はバイアグラも買ってしまいました。
半錠で5千円。
僕はもう冷静さを失っていました。
怖がりながらも最後までエッチして無事生還
最初に出会った女の子が、僕を迎えにきてくれます。
彼女に付いていくと、和室へと案内され、シャワーを浴びに行こうと言われました。
騙されていたのに、その子に会ったとたん、少し安心したような気持ちになってしまいました。
一緒にシャワーに入り、体を洗ってくれると、彼女は耳元で
「騙して、ごめんね」
と言ってきます。
僕は怒れませんでした。むしろ、なぜだか安心しました。あの男性から開放されたからでしょうか…。
「ここって買春部屋だよね?女の子も会員って言ってたけど、違うでしょ?」
「うん、違うよ、ごめんね...。」
彼女は素直でした。この子自体は、悪い子には見えません。
彼女は、バイトと言っていましたが、援デリ業者と一緒で、無許可の風俗業者なんだと思います。
シャワーから上がり、部屋に戻ると、隣の部屋に別の男性がいるような声がしていました。
どうやらそれなりに騙され客はいるようです。
布団が敷かれた部屋で、僕は彼女と最後までエッチをします。
隣の部屋に社長がいるという怖さのあまりに、僕は彼女にいじめてもらう約束すら忘れてしまい、普通に本番のみで終わらせました。
本番のみだと、時間も60分と言っていましたが、あっという間に終わってしまいました。
お互いにたいした前戯もなければ、ほとんど会話もなかったです。
車に戻るまではまだ動揺というか、まだ少し恐怖感が残っていました。
車に乗り、家まで走らせている間も、興奮状態というか、その時の状況が頭に浮かび、怒りというよりは、怖さへの動揺がおさまりませんでした。
家に着いて、少し冷静さを取り戻すと、急に安心したのか、まだ勃起しているチンポを見てオナニー。
とにかく妙に変な気持ちでした。
ただひとつ、気がかりは正直に書いてきた登録用紙です。
今のところ何の被害もありませんが、もしそこが摘発されたらと思うと怖くて眠れません。
もちろん、それからは一度もそこへは行ってませんが、気持ちのどこかで、たまに行きたいと思うのは、女の子とエッチできたこと…。
2回目以降は安く利用できるという甘い誘惑の言葉が、頭のどこかに残っているからかもしれません。
もう絶対に行きませんが。